「ねえ、総司。変な事聞いて良い？」 「土方さんのスリーサイズなら知らないよ」 「それは変だけど、それを知ってたら私総司と友達やめるな」 「僕も知りたくないけどね。それで？　なに？」 「総司ってどんな下着履いてる？」 「――」 「うわぁ、ごめん。自分で変な事言ってる自覚あるけど、ドン引きすんのやめてくれる？」 「。それ、悪戯電話のネタにしては古すぎない？」 「違う！　私真剣に聞いてるの！」 「真剣なら余計に悪い」 「デスヨネー」 「……土方さん絡み？」 「……よくわかったな」 「が変な事を言い出すのはあの人が絡んでる」 「それ、読まれてるのもなんか癪」 「まあ別に良いけど。……そうだな、僕はボクサーパンツが多いかな」 「あ、やっぱりそうなんだ？　他の人も大体同じ感じ？」 「いや、平助はトランクスだよ」 「それっぽい！！」 「柄もののね」 「っぽい！！　じゃあじゃあ他は？」 「確か左之さんもボクサーパンツだと思ったけど……因みに新八さんは、白ブリーフ」 「……そ、そうなんだ」 「だと面白いなと思わない？」 「面白いかどうか分からないけど、反応に困る」 「笑ってあげればいいと思うよ。あと、それから一君だね」 「一はなんか想像出来ないんだけど、一体何履いてるの？」 「――褌」 「……」 「……」 「……なんだ。先程からじっと俺の方を見て。言いたい事があるならはっきりと言ってくれ」 「い、いや……今日も天気だね」 　　夏のある日の